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英単語リストの覚え方:20語を1週間で「書ける」状態にする手順

公開日 21 September 2026

英単語リストを1週間で書けるようにする方法は、1つに絞れます。「見て、隠して、書いて、確かめる」を、日を分けて、書けなかった語だけに繰り返す。これだけです。

この記事では、週1回の単語テスト、範囲20語前後という、日本の小中学校でいちばん多い形を前提に、月曜から金曜までの手順を具体的に書きます。眺める・写す練習がなぜ効かないかも先に説明しておきます。理由が分かると、手順を守る意味が分かるからです。

眺める・写す練習が効かない理由

単語リストを渡されたとき、多くの子どもがすることは2つです。リストを眺める。リストを見ながら書き写す。

どちらも「見れば分かる」状態を作ります。単語テストが測るのは「見ずに書ける」状態です。眺めても写しても、見ずに書く動作は一度も起きていません。だから何時間やっても、テストの結果は変わりません。

練習の中に「何も見ずに書いて、正しいかどうかを確かめる」動作が入っていなければ、それは練習になっていません。

基本の動作:見て、隠して、書いて、確かめる

1語につき、次の4つを行います。

  1. 見る。 手本を見て、つづりを声に出して読む。音のまとまりで区切る(Wednesday → Wed-nes-day)。
  2. 隠す。 手本を隠す。紙で覆う、リストを裏返す。
  3. 書く。 何も見ずに書く。
  4. 確かめる。 手本と照らし合わせる。合っていれば次の語へ。間違えていれば、どの文字を間違えたかを見て、もう一度1から。

1語あたり30秒から1分。この動作の中で、「隠して書く」が思い出す練習で、「確かめる」が間違いの定着を防ぎます。

7日間の手順

月曜:仕分け。 20語すべてを、日本語だけ見て書いてみる。書けた語には印をつけて練習から外す。書けなかった語が今週の練習対象です。たいてい8〜12語に絞れます。

火曜〜木曜:書けなかった語を毎日。 練習対象の語すべてについて、見て・隠して・書いて・確かめる。毎日全部やります。1日10分前後。

3日連続で正しく書けた語は、練習から外して構いません。

金曜(テスト前日):全体をもう一度テスト。 月曜と同じように、20語を日本語だけ見て書く。ここで落とした語だけを、もう一度見て・隠して・書いて・確かめる。

テスト当日の朝:5分。 前日に落とした語だけを1回ずつ書いて終わり。新しい語には触らない。

土日:何もしない。 次の週の範囲が出ていれば、月曜の仕分けを日曜にやってもいい。

月曜の仕分けの実例

中1の1学期、20語の範囲を仕分けした例です。

結果扱い
書けたcat, dog, pen, book, red, blue, apple, name, six, tenその週は練習しない
一部間違いWednesday(d抜け), Thursday(uが抜ける), February(r抜け)音で区切って練習
全く書けないbeautiful, interesting, restaurant, library, different毎日練習
混同quiet / quite並べて練習

20語のうち10語が月曜の時点で終わり、練習対象は10語。火曜〜木曜の練習は、この10語だけで1日10分に収まります。

長い語の扱い方

beautifulinterestingrestaurant のような語は、丸ごと覚えようとすると崩れます。音のまとまりで区切ってください。

  • beautiful → beau-ti-ful
  • interesting → in-ter-est-ing
  • restaurant → res-tau-rant
  • February → Feb-ru-ary

区切った単位で「見て、隠して、書いて」をやると、急に書けるようになる語は多いです。

日本の子どもは、カタカナで知っている語に余計な母音を足しがちです(deskdesuku)。長い語ほどこれが出るので、音声を聞いて拍を数えてから書いてください。詳しくはカタカナが原因?日本の子どもが英語スペリングで間違えやすい理由を参照してください。

それでも残る語への対処

金曜のテストで落とした語は、その週で「本当に苦手な語」です。この語は、その週で終わりにしないでください。

苦手な語だけを集めたリストを1つ作り、毎週足していきます。定期テストの2週間前に、このリストだけを見て・隠して・書いて・確かめる。定期テストの単語対策はこれで足ります。範囲全体をやり直す必要はありません。

週に何語が適切か

火〜木の取り出し練習はタイピングでも手書きでもかまいませんが、前日の全体テストは必ず手書きで——タイピングと手書き、つづりを覚えるのはどちらか。AI チャットは例文作りには使えますが練習には使えません——ChatGPT は子どもの英単語練習に使えるか

範囲は学校が決めますが、家庭で追加する場合の目安は次のとおりです。

  • 小学5・6年:週5〜10語
  • 中学1年:週15〜20語
  • 中学2・3年:週20〜30語

これより多いと、「書けなかった語」が絞れず、毎日の練習が長くなって続きません。多くやるより、絞って確実に書けるようにするほうが、結果としてテストの点は上がります。

よくある質問

1日10分で本当に足りますか?

書けなかった語だけに絞れば足ります。20語全部を毎日やると30分かかりますが、月曜の仕分けで半分に絞り、水曜以降にさらに減っていくので、平均すると10分前後に収まります。

書けた語はもう練習しなくていいのですか?

その週は練習しなくて構いません。ただし金曜の全体テストには含めてください。「先週書けたのに今週落ちた」語があれば、それは苦手リストに入れます。

リストを見ながら書く宿題が出ている場合は?

宿題は提出してください。ただしそれを練習と数えず、別に「隠して書く」練習を短くやってください。書き取りが効かない理由は「10回書いて覚える」が効かないときにまとめています。

親が英語を読めなくてもできますか?

できます。親の役割は日本語を読み上げることと、手本と照らし合わせることだけです。発音は教材の音声に任せてください。

テストで書けなかった語が、練習中は書けていた場合は?

練習中に「手本を見ながら」書けていた可能性が高いです。もう一つの可能性は、テストの条件(時間制限、何も見られない)に慣れていないことです。前日に親が日本語を読み上げてテストの形でやると防げます。テストで落とす原因は勉強したのにテストで書けない理由で整理しています。

今週の月曜にやること

今週のリストを、日本語だけ見て書いてみる。書けなかった語に印をつける。それが今週の練習対象です。

見て・隠して・書いて・確かめる、を毎日手で回すのが面倒なら、SpellEasyが使えます。リストを写真で取り込むと、音声を聞いてから何も見ずにつづりを打ち込む練習ができ、間違えた語だけが自動的に残ります。月曜の仕分けから金曜の確認まで、この記事の手順がそのまま毎日5分で回ります。