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英検5級・4級・3級でつづりを間違えやすい単語:級別の傾向と対策

公開日 21 September 2026

英検でつづりが直接点数に響くのは3級からです。5級と4級の一次試験はリーディングとリスニングの選択式で、単語を書く問題はありません。3級からライティングが加わり、自分で英文を書くので、つづりの間違いはそのまま減点対象になります。

ただし、5級・4級でもつづりの知識は無関係ではありません。選択肢の中から正しい語を選ぶとき、つづりが曖昧な語は似た語と混同します。quietquitethenthan を見分けられない子は、読解でも落とします。この記事では、級ごとに「どこまで書ける必要があるか」と、間違えやすい語のパターンを整理します。

級ごとに、つづりはどこまで必要か

目安つづりが関わる場面
5級中学初級程度書く問題なし。選択肢の語を正確に見分ける必要はある
4級中学中級程度書く問題なし。語彙が増え、似た語の混同が起きやすい
3級中学卒業程度ライティングで自分の英文を書く。つづりの誤りは減点

5級・4級の対策では「書ける」より「見分けられる」を優先し、3級から「何も見ずに書ける」を本格的に鍛える。この順番で十分です。

英検の出題形式は変わることがあります。受験する回の形式は、日本英語検定協会の公式サイトで必ず確認してください。

5級:似た形の語を見分ける

5級の語彙は身の回りの語が中心で、数も少ないです。ここでつまずくのは、音が似ていて形も似ている語の組です。

  • this / these / those
  • what / when / where / which
  • there / their / they’re
  • Tuesday / Thursday

曜日と月の名前は5級の定番で、つづりも長めです。Wednesday の d、February の r は、音で聞こえないので抜けやすい文字です。

できること: 曜日と月、数字(eight, twelve, twenty)は、この段階で一度きちんと書けるようにしておくと、あとの級で困りません。音のまとまりで区切って覚えます。Wed-nes-day、Feb-ru-ary。

4級:語が長くなり、カタカナの影響が出る

4級で語彙が増えると、カタカナで知っている語が多く出てきます。ここで日本の子ども特有の間違いが出ます。

  • restaurant → 「レストラン」の音から resutoran に近づく
  • library → r と l が入れ替わる
  • different → f が1つになる、または e が抜ける
  • interesting → 「インタレスティング」の音で e が抜ける
  • beautifulbeutifulbeautifull

カタカナは英語の音に母音を足し、L と R を区別しません。この2つが、4級レベルの語のつづり間違いの大半を説明します。詳しくはカタカナが原因?日本の子どもが英語スペリングで間違えやすい理由を参照してください。

できること: カタカナで知っている語は、英語の音声を聞いて拍を数えてから書く。restaurant は英語では2〜3拍、「レストラン」は5拍。この差を耳で確認した語は、余計な母音を書かなくなります。

3級:ライティングで実際に書く

3級から、自分の意見を英語で書く問題があります。ここでは語彙の正確さが直接点数に関わります。使う語は自分で選べるので、自信のない語を避けることもできますが、「避けたい語」が多いと文が貧しくなります。

3級レベルで間違えやすいのは、次のようなパターンです。

  • 語尾が曖昧な語:necessary(c と s の数)、environment(n が抜ける)
  • 二重子音:difficulttomorrowbeginning
  • ie / ei:believereceivefriend
  • 黙字:foreignanswerisland
  • 派生語のつづり変化:happyhappinessstudystudied

3級のライティング対策は「難しい語を増やす」ことではなく、「自分がよく使う40〜50語を、何も見ずに確実に書ける」ようにすることです。

できること: 過去のライティング練習で自分が書いた文を見直し、実際に使った語のうち間違えたものをリストにする。それが本番で本当に必要な語です。

級に関係なく効く練習の順番

どの級でも、つづりの練習で優先順位は同じです。

  1. 書けない語を見つける。 級の単語リストを、日本語を見て書いてみる。書けなかった語だけを練習対象にする。
  2. 音を先に固める。 音声を聞いて、拍を数えてから書く。
  3. 見て、隠して、書いて、確かめる。 手本を見ながら写す練習は、認識の練習であって再生の練習ではありません。
  4. 日を分けて繰り返す。 1日にまとめて書くより、3〜5日に分けて思い出すほうが残ります。

この4つの手順は英検対策:スペリングを効率よく練習する方法でも紹介しています。テストで書けない理由そのものについては勉強したのにテストで書けない理由を参照してください。

よくある質問

5級・4級でつづりの練習は必要ないということですか?

書く問題がないので、「何も見ずに書ける」ことは合否に直結しません。ただし似た語を見分ける力は必要で、それにはつづりへの注意が要ります。曜日・月・数字など基本語は書けるようにしておくと、4級・3級で楽になります。

3級のライティングでつづりを間違えると、どのくらい減点されますか?

採点基準は協会が公開しているものを確認してください。一般に、意味が伝わる小さな誤りは大きく減点されませんが、誤りが多いと語彙・文法の評価が下がります。「使う語を確実に書ける」状態にしておくのが最も安全です。

単語帳を1冊丸ごと覚えるべきですか?

全部を「書ける」状態にする必要はありません。まず「読んで分かる」状態に全体を持っていき、「書ける」練習はライティングで自分が使う語に絞るのが効率的です。

準2級以上ではどうなりますか?

準2級・2級でもライティングとスピーキングがあり、語彙の正確さの要求が上がります。ただし基本は同じで、自分が使う語を確実に書けるようにすることです。3級で身につけた練習の手順がそのまま使えます。

何ヶ月前から始めるべきですか?

5級・4級は最低2ヶ月前、3級は3〜4ヶ月前が目安です。つづりは間隔をあけた復習で定着するので、直前の詰め込みでは本番で安定しません。

今日から始めること

受験する級の単語リストを用意し、日本語だけ見て書いてみる。書けなかった語がそのまま今日からの練習リストです。

音を聞いてから何も見ずに書く練習を毎日続けるなら、SpellEasyが使えます。単語リストを写真で取り込み、音声を聞いてつづりを打ち込み、間違えた語は自動的に苦手リストにたまります。試験までの残り日数に合わせて、苦手な語だけを回せます。